冬の雪は当たり前ですが、夏でも雪景色のようなものが見られます。
白い小花が一面に咲き、雪というよりも、ほとんど吹雪です。
フェンスやトレリスにからませたり、棚仕立てやハンギングと、幅広く利用され、公園や庭先で咲いていると、遠くからでもよく目立ちます。
中国西部からチベットが原産。ツル性の木本で、5m以上に伸び、分枝が多く開花期が長いのが特徴。
暑さ寒さに強く、栽培は容易。新梢開花なので、刈り込みも自由です。
今のところ白花だけで、近縁のロシアンバインにはピンクもあるそうですが、まだ見たことはありません。
タデ科で、以前は、ポリゴナム・オーベルティの学名で呼ばれ、現在は、ファロピア属に分類され、イタドリなどと同類です。
名前が似ているものに、ナツユキソウがあります。
白花京鹿の子やセラスチウムの別名で、他にも雪が名前につく植物は多く、雪というのは、本当に身近なものです。
初雪カズラ、初雪草、残雪草、雪の下、吹雪花とキリがないほどです。