Cortaderia selloana
先週ご紹介したミニパンパスグラスの原種にあたる大型のグラスです。穂の形状が違うような気がするのですが、同種であるという説明しか見つけられませんでした。かなり大きくなるグラスで、写真の株で2.5mくらいの高さがあると思います。3mくらいまでは普通に育ちますから、植える場所を選ぶ植物です。
昨年は冬の寒さが影響してか穂を出してくれませんでしたが、今年は冬が暖かかったせいかしっかりした穂が出てくれました。ススキの草姿と似ていますが全体的に柔らかい印象で、細葉でカールする葉が特徴です。ススキはどちらかと言えば直線的な葉姿なので、単独でまとまりのよい姿になるのはパンパスグラスのほうでしょう。
見た目はやわらかそうなパンパスグラスの葉ですが、ススキより硬く鋭い切れ味なので注意して下さい。お月見の雰囲気には似合うと思いますので、ススキの代わりにパンパスグラスにお団子をお供えしても風流かもしれません。