群れ咲くツルボ

群れて咲くツルボの花

Barnardia japonica

 

キジカクシ科ツルボ属の球根植物です。シラー属に扱われることもありますが、最近は分けることが多いようです。球根は食べられるため、薬用や食用として利用されることもあります。特に救荒植物の一つとして知られるようになってからは、人の手で積極的に全国に広められたようです。

そのせいか人の生活圏に近い所で生えているのをよく見ます。河原の土手や街道沿い、線路脇など9月にたくさん咲いているツルボを見かけた方も多いのではないでしょうか。

身近なお花の割に名前のツルボという語源がよく分かっていないそうです。一説によれば黒い皮に覆われている球根を洗ってむいてみると、真っ白でツルリとした玉が表れるので、つるつる坊主と呼び始めたことからツルボになった……

ほんとうなら面白い話ですね。