Lilium lancifolium Thunb.
背が高くて大型になるから「鬼百合」という名前になったと思われがちですが、日本の野生ユリは
ヤマユリやウケユリなど大型になるものも多くあります。真夏の時期に濃いオレンジ色で褐色のソバカスを
一面に付けた花を咲かせることから、鬼の顔に見立てたという説もあってこちらの方が本当かなと言う
気がします。
似た種類で小型になるコオニユリとの簡単な見分け方は、鬼百合は茎の上の方にムカゴがつくことで
分かります。このムカゴも食用になるので球根とムカゴの両方が食べられるユリです。