Andromeda polifolia L.
高層湿原に生えるツツジ科の高山植物です。別名のニッコウシャクナゲは、戦場ヶ原のある奥日光に由来しているのでしょうか。調べてみましたがはっきりしなかったのでナゾです。
自生地では初夏に咲きますが、平地で鉢植えを育てていると一月ほど早く咲きます。この鉢植えは小黒さんがハウスで育てたものなので、かなり早く咲いたお花です。
高山に生えるツツジ科の小木は、ヒメシャクナゲのようなツボ型のお花を咲かせる種類が多くあって、ツガザクラやイワヒゲ、コケモモなどもツボ型といってよいでしょう。
お花は人から見れば美しい部位ですが、タネを作る重要な器官でもあります。雄しべや雌しべを過酷な環境から守る為に、ツボ型のお花が有利だったのかもしれません。虫に花粉を運んでもらうのにも向いた形と思います。