タチシオデの実

Smilax nipponica

 

サルトリイバラ科のシオデやタチシオデは、「森のアスパラガス」とも呼ばれる人気の山菜です。小渕沢周辺ではタチシオデが雑木林に生えていて、ペレニアルガーデンにもところどころ生えています。植えた覚えはない(小黒晃談)そうなので、野鳥が種をまいていったものと思います。

 

写真のタチシオデは山椒の木に絡みついているので、上の方に山椒の葉が写っています。山菜として利用できる時期を過ぎると、茎が伸びて他の植物に絡むように寄りかかって伸びるのがシオデの特徴です。

 

同属のサルトリイバラは赤く熟す実を付けて、そちらは酸っぱいながらも生で食べられるそうです。果実酒に利用することが多いとか。タチシオデの実もカシス(黒スグリ)みたいで食べられそうなのですが、果たして美味しいのでしょうか。