桃と白の2色咲きとなる花で、一般には源平ツリフネソウの名前で栽培されています。
ヒマラヤ原産で、日本のツリフネソウよりも花着きが良く、耐暑性もあるので栽培は容易です。
大輪でふくよかな花が群れ咲くようすは、小さな人形が楽しそうに躍っているようにも見えます。
条件が良ければ、こぼれ種子で毎年咲きますが、やはり採種して春にまくのが確実です。
さやはすぐにはじけてしまうのでタイミングが大切。
アミをかぶせておくのも良い方法です。
源平の名がつく植物には、源平カズラ(クレロデンドルム)や源平小菊(エリゲロン)、源平シモツケ(スピラエア)などがあり、いずれも紅白です。
日本のツリフネソウでも、赤花と白花の両方を混植すれば源平になりますね。
冷涼地なら群生させると見事です。
ツリフネソウ属(インパチェンス)には、450種、青花もあるので今後の育種や普及が楽しみです。
アフリカホウセンカにも2色咲きが出るそうですが、まだ発色は不安定。
あと一歩のところです。