少し遅咲きのミナヅキ

Hydrangea paniculata ‘Minazuki’

 

アナベルのお花が終わり、他のアジサイもだいたい終わりになる頃から、ノリウツギが咲き始めます。例年ですと7月下旬から咲くことが多いのですが、今年は7月の猛暑の影響か開花が遅れて、ようやくほとんどのミナヅキが四分咲きになりました。

 

近年ではノリウツギを元に改良された品種が多く発表され、6月頃から咲く早生品種や装飾花の形に特徴のあるもの、咲き始めからピンクに染まるものなどいろいろな品種を見掛けるようになりました。

 

元々のノリウツギは5m程にまで生長する高木ですが、ドワーフタイプの改良が進んでいて1m前後にしかならない品種も数種類生まれています。それらの元になったのが、「ダルマ」という矮性の日本の品種であることはあまり知られていないようです。

 

これからお庭に植えるなら、高性の品種よりもドワーフタイプを選ぶと手間がかからず良いかもしれません。広いお庭や庭園などで木陰のスペースが欲しい場合は、むしろ高性のミナヅキなどがおすすめです。