あまり聞きなれない、少しマニアックな植物ですが、どこかユーモラスな雰囲気があり、シンプルでしかも幻想的、微妙な色あいで、深い味わいも感じられます。
華やかさはないものの、興味をそそられる不思議な花です。
導入した覚えはないのですが、ゴミ捨て場に生えていたのを見つけて、大切に育てました。
なにかに種子が混じっていたようです。
中部アジア原産の耐寒性宿根草で、一見弱々しいように見えますが、栽培は容易です。
この仲間は40種位あり、日本にはツルニンジン(ジイソブ)とバアソブの2種類が自生しています。
名前の通り、根がチョウセンニンジンに似て、薬用や食用に利用されます。長いツルで扱いにくいせいか、観賞用としての栽培は少ないようです。
本種クレマチデアは、ツルにはならず、株立ちで多数の花をつけます。
鐘型の花の内部は万華鏡のようです。
学名のコドノプシスは、鐘に似たという意味で、カンパニュラのほうは鐘形です。
どちらが本家本元なのでしょうか。