アネモネで最もポピュラーなのは、コロナリア種で、切り花や鉢物として利用が多く、カラフルです。
本種はコロナリアによく似ていますが、性質は強健、耐病性もあり、小淵沢の露地でなん年も植え放しで毎年咲きます。
球根ですが、宿根草扱いできるので、ガーデン草花として有望です。
学名のパボニナは、孔雀という意味で、このパボニナを元に交配育成されたものが、フルゲンスと呼ばれ苗が出回ります。
アネモネの名前は、風という意味で、春風と共に咲くようすと、綿毛の種子が風に舞うことに由来するそうです。
雪が舞うのは風花(かざはな)です。
ところで、市販される球根類は、鉢花を除くと、カラカラの状態でアミ袋に入っています。
水仙などはそのまま植えても良いのですが、アネモネやラナンキュラスは腐ることが多く、一度冷蔵庫内で給水させてから植えつけます。
球根といっても、乾燥に耐えるというだけで、本来は土の中で休眠するのが自然のようです。
次回は、ホウライチクです。