フサフサとした黄色い小花が枝いっぱいに咲いたようすはまるで黄金のシャワー。
春らしい花で、庭木の他、活け花や花束にも広く利用され、最近は少し需要が高まっていますが、いまひとつ存在感がうすいように思います。
蜂蜜のアカシアは、別属のニセアカシアが使われ、略してアカシアと呼ばれることが多く、やはりこのほうが親しみやすいようです。明石家に通じるからでしょうか。
アカシア属には600種ほどがあり、オジギソウ(ミモザ属)と共にネムノキ科に分類されることもありますが、一応マメ科で、アラビアゴムも含まれます。
観賞用で最もポピュラーなのはギンヨウアカシアです。小葉が密生し、花付きも良く、-5℃位まで耐えます。
アカシア類をミモザと呼ぶことも多いのですが、本来はフサアカシアを指します。
苗をふやすには種子をまきます。普通にまいただけではほとんど発芽しません。
熱湯につけてからまくと良く出ます。山火事に適応しているようですね。
次回はアネモネです。