ヘブンリーブルー

ヘブンリーブルー

Ipomoea tricolor

 

ソライロアサガオ、西洋アサガオとも呼ばれています。入谷朝顔市で有名な、在来のアサガオ(I. nil)とは別種です。ヘブンリーブルーは最も有名な園芸品種で、青一色の澄み切った大きなお花を咲かせる人気種です。

 

針葉樹のスカイペンシルに巻き付いた姿で、名前通りの天上の青色を見せてくれています。普通種のアサガオよりも花持ちも良くて、お昼過ぎても咲いていることも多いので長く楽しめます。

 

実はこのお花の青を発色する色素、アントシアンの一種なのですが、色素の分子としては最大級の大きさを誇る大きな分子です。アントシアンは一般に酸に弱く、変質しやすいのですがどういうわけかこのお花のアントシアンはpHの変化に強くて、退色しにくい特徴があります。

 

そのあたりも「ヘブンリー」にふさわしい素晴らしい青だと思います。