ゴンフォスティグマ

ゴンフォスティグマ

Gomphostigma virgatum

 

学名そのままの読み名で流通しています。南アフリカ原産の常緑小低木で、銀緑色の木姿が美しく、シルバーリーフの寄植え素材

として需要が大きいようです。お花は原産地では12月から1月の夏咲き種なので、北半球の日本でも夏に咲きます。環境が

合っているせいか、梅雨明けの頃からぽつぽつと咲いて初冬まで咲き続けます。

 

英名で River star といいます。川沿いに生えていて、川に向かって枝がしだれて、星のようにお花が咲くようすから付いたようです。

枝が細い割には丈夫なので、上から垂れ下がるようなロケーションにも向くと思います。

 

葉姿から耐寒性はあまり無さそうに思われていますが、小淵沢でもよゆうで常緑のまま冬を越すくらい高い耐寒性があります。

差し詰め南アフリカ版のヤナギといったところでしょうか。寒さに強くて枝がしなやかで葉の細い様子は、ヤナギを思わせます。

お花のきれいさではこちらが勝りますね。

 

ポット苗で流通していますが、すぐに2mくらいまでは育つので、大きめのコンテナ植えかガーデンでの植栽におすすめします。

パーゴラに沿わせたり岩組からしな垂れさせたり、面白い使い方が出来るでしょう。