ありふれた花のように思われがちですが、実際にはそれほどではなく、道端や空地などでよく見かけるのはフランスギクです。
名前は Mt.シャスタ (4,317m) に由来し、とにかく純白さが売り物。フロックスの「フジヤマ」のような感じです。
夏の花壇にはぜひ入れたい清楚な花で、可憐さと力強さを合わせ持ち、さわやかで涼しさも感じられます。
ハマギク、フランスギク、そしてピレネーのマキシマムの3種の交配で育成され、現在も続々と新品種が出ています。
切り花として、清流などが古くから利用され、花壇向けでは多くの品種が出回り、バラエティが豊かです。黄花もあります。
ところで、最初に交配を行った、ルーサー・バーバンク氏は、花だけでなく、野菜、果樹、穀物と幅広い育種家として知られ、その数 3,000 以上とか。
芳香ダリアもあるそうですが、中でも有名なのは、サボテンステーキにするトゲなしサボテンです。
形質の遺伝にくわしく、熱意もさることながら、やはり、カンの鋭さも大きいと思われます。