Stemona japonica
中国原産の耐寒性宿根草で、ビャクブ科のビャクブという植物です。通り名として「利休草」というほうが有名になりました。
お茶花で利用される機会が多い、和の趣を感じる植物のためでしょうか。利休草とはうまい呼び名と思います。
写真のライムは近年流通が始まった、ビャクブの色変わり品種です。観葉植物でポトスやベンジャミンにもライム色の
品種がありますが、明るいイエローグリーンは日陰でもよく目立つアクセントになる植物です。
ツル性で長く伸びると2mほどにもなる茎葉を、アレンジやアーチに用います。お花は目立たない緑色のもので、いつの間にか
咲いています。中国には同属の大百部(S. tuberosa)という、5cmにもなる大きなお花を咲かせる種類があるそうです。