花かんざし(Rhodanthe anthemoides)

花かんざし カサカサとした可愛らしい花が株いちめんに咲き、コンテナの寄せ植えなどに利用の多い花です。

 花期が長く、5月いっぱいくらいまで次々と咲き続け、多年草なのでむれに注意すれば夏越し可能です。

 

 耐寒性は-5℃くらい。ローダンセ属に分類されますが、同属には切り花でおなじみのローダンセやアクロクリニウムがあります。

 

 和名は、アクロクリニウムがハナカンザシ、ローダンセはヒロハノハナカンザシで、ヘリプテラム属に分類されたこともあります。

 

 花かんざしは流通名で、ヘリクリサムの一種といわれたこともあり、よく似たペーパーカスケードも同様に流通しています。商品名がつけられることもあり、ますますまぎらわしいですね。

 

 花を観賞するのに分類は関係ないと言ってしまえばそれまでですが、ラベルやポップが間違っているとやはり気になります。

 確かに呼び名は大事で、キャッチコピー次第でバカ売れと言う事も有ります。混乱をまねかないように普及していきたいものです。

 

 

次回はウォールフラワー、壁の花です