冬枯れの中の緑は貴重な存在です。イタリアンルスカスやペンステモン、ラミウム、リコリスなど濃淡や質感はさまざまで、さらにシルバーリーフや赤く色づくものも多く見られます。
モミジのようなヒメフウロを始め、他のゲラニウム類やユーフォルビア、セダムなども赤く色づき、秋の紅葉とはまた違った趣きが感じられます。
霜で白くなった写真を雑誌などでよく見かけますね。
ナンテンは冬の定番品目で造園の植栽にも広く利用され、コトネアスターの赤い実もガーデンの彩りに重宝します。
上を見上げると、夏の間は葉にかくれて見えなかったヤドリギの姿がくっきりと現れ、思わず見とれてしまいます。
雌雄異株の常緑低木で、淡黄色の透き通るような実が太陽の光で輝きます。
半寄生植物で、タネが鳥に運ばれてふえていくのですが、いざ自分でタネをまくとなかなか出ないもので、出てもほとんど枯れてしまいます。
やはり、自然界のバランスというのはうまくできているものです。
次回はアンソリザです。