シンプルイズベスト。すらりとした優雅な立ち姿と涼感のあるさわやかな花が魅力。典型的な宿根草で性質も強く、手が掛かりません。
あいうえお順の園芸図鑑の最初のほうに出てきます。
流通している苗を見ると種類が少ないように思われるかもしれませんが、園芸品種は300以上もあり、大型~小型、常緑種落葉種、早晩性、花型などバラエティに富み、秋にも咲く二季咲き種や、変わった花ではチョコレート色のアクアマリン、と思っていたら写真と実物が大違いでがっかり。
8月咲きでは濃青色大輪のオリエンタリスブルーがだんとつで、他の品種が貧弱に見えるほどです。
花壇やコンテナでの利用の他、切り花の流通もあり、造園の植栽にもよく使われます。栽培に当たっては品種の使い分けが大切。色や形だけでなく、花つきや耐寒性の程度など、特性をよくつかんでおくことです。球根扱いされることもあり、鉢で根づまりしていても元気です。土がなくなって完全に根鉢になりますが、最初の土はどこへ消えてしまったのでしょうか。
次回、カイジョウロウホトトギスを予定しています。