Matteuccia struthiopteris (L.) Todaro
コゴミとして知られる山菜の一つですが、ガーデンでは春先から盛夏まで、やわらかで涼しげな草姿が美しいシダです。
非常に生長が早いので、山菜として使える時期はすぐ過ぎてしまいます。アクが少なくて茹でるだけで食べられるので
人気のある山菜なのに意外と取り尽くされることの少ないものの一つです。
ガーデン向きのシダにはいくつかありますが、クサソテツのような草姿になるものには、ヤマドリゼンマイやオニゼンマイも
知られています。どちらも寒い地域で無いと育たない種類なので、クサソテツ程は見掛けません。
イヌワラビの園芸品種、ニシキシダも近年改良が進んで、美しいシルバーリーフのものも増えました。
日陰を飾るさりげない植物として、シダを活用すると面白いと思います。