カルセオラリアで代表的なのは、キンチャクソウとその交配種です。
大きなスリッパのような袋状の花が特徴。
黄、橙、赤がほとんど。
カルセオラリア属には400種位あり、中でもユニークなのは、真白い花をつけるアルバです。
花径1cm位、丸くコロコロとした花が穂になって咲き、蛍光色なので夕暮れ時には浮き上がって見え、ホタルが群れて飛んでいるようです。
ミヨシでは、スノーマシュマロの名前で切り花用に販売したことがあります(1994年92号カタログ)。
木立状に分枝して、細く小さな葉が密生し、大きく育つと草丈は1mになり、小鉢で小さく咲かせることもできます。
半耐寒性で、山野草向けの用土が使いやすく、肥料分や有機物の少ない水はけの良いものなら夏越しも容易です。
古株や老化してきたものは、挿し芽や実生で更新します。
和名はまだありませんが、シラタマソウというのがピッタリです。
現在は、シレネ・ブルガリスの和名がシラタマソウになっています。