とがった花弁とユニークなもようが特徴で、グラジオラスにはない魅力が感じられ、芳香もあります。
しなやかで倒れにくいことも良い点です。
原生地は、エチオピア、アビシニア高原です。
アフリカ的というか、サバンナ的といっても良いくらいで、インパラの顔を連想させるような花です。
現在の分類では、グラジオラス属に含まれていますが、やはりだいぶ異なる印象です。
夏は冷涼なほうが良いようで、小渕沢のような高冷地の気候が合っています。
春植え球根として扱われ、通常は7~8月に開花。
おそく植えたものや小球の場合は、11月頃に咲きます。
9~10月は花が途切れやすく、高温では花芽が出来ないようです。
今のところ、色違いとかバラエティがないのですが、グラジオラスとの交配も進められています。
アヤメ科の球根類には、ワトソニア、トリトニア、スパラキシス、イキシアなど、似たようなものが多いですね。