ルリマツリモドキとヒョウモンチョウ

ルリマツリモドキとヒョウモンチョウ

Ceratostigma plumbaginoides

 

春から秋まで長く咲くルリマツリモドキも、暑い時期はお花を休んでしまいます。今年はお彼岸頃までお休みで、最近ようやくお花が増えてきました。相変わらず地味なチョウが写っていますが、これはヒョウモンチョウ(ナミヒョウモン)だと思います。

写真を撮ったときには、ヒョウモンモドキだといいなぁなんて考えていましたが、ぜんぜん違いました。ヒョウモンモドキなら、モドキ同士でお似合いだと思ったので残念です。

またまた虫の話で申し訳ないのですが、ヒョウモンモドキというチョウはかつて日本全土で普通に見られる蝶でした。それが土地の整備などで生息地を減らしてしまって、現在は広島県の一部に残るのみです。保存会も発足して守られてはいますが、絶滅一歩手前の状況です。

山梨県でも以前はそれ程珍しくなかったそうですが、1990年代を最後に発見報告がないそうなので、絶滅してしまったのかもしれません。もしこのブログをご覧の方で、ヒョウモンモドキを県内で見かけた方がいれば、ぜひ環境省の「いきものログ」から報告して下さい。

もしかしたらあなたがご存じのその場所は、環境を保護する必要のある貴重な場所なのかもしれません。お手数ですがよろしくお願いします。

※写真のチョウは「ヒョウモンチョウ」です。モドキではありません。