咲き始めたヒガンバナ

ヒガンバナ

Lycoris radiata

 

毎年紹介する機会の多いヒガンバナ、今年も無事に咲いてくれました。例年より揃いがよくて、いっせいに咲いて見応えがあるように感じます。最近では各地でヒガンバナの群生地が、秋の行楽の目玉にもなっています。山梨県内では甲州市の滝本院が有名です。

お寺の東側に群生地があり、甲州市を見下ろすロケーションにもなっていて、なかなかの観光スポットだとか。私は春にしか行ったことがなかったので、ヒガンバナの群落を見たことはないのですが、桜の時期にはいろいろなお花が見られるきれいなお寺でした。

昔はあまり良いイメージがなかったヒガンバナも、いずれ人気者になるだろうと言っていたのは誰だったのか。30年前にはそんな風に言われていたのを思い出します。今では春のサクラほどとはいいませんが、けっこう人気者になったようです。

標高が高い所ほど遅く咲くお花なので、10月上旬まではきれいに咲いている場所も残っていると思います。田の畦や小川の土手といった、昔ながらの環境を目安に探して下さい。あなただけの「秋の朱赤」を見つけられるといいですね。